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なんでベースを始めようと思ったのか

なんでベースを始めようと思ったのか

2021年1月10日

バンドでベースをやっていると、「なんでベース始めようと思ったの?」とか「ギター弾こうとは思わなかったの?」とか聞かれることが多い。確かにベースってちょっと地味というかパッとしない笑。バンド=ギターなイメージがあるし、音楽に興味がない人には、ベースの役割だとかベースがどんな音を出すのかとかわからないと思う。というかそもそもベースって楽器知ってるのか笑?それすらも怪しい地味だけど奥深い楽器だ。

じゃあなんで私はベースを始めようと思ったのか。そのことについて書いていこうと思う。

もともとギターを弾きたかった・・・?

私は沈む鉛というギターレスの2ピースバンドでベースボーカルをやっている。楽器を始めたきっかけはズバリ父親の影響!父はギターを弾いていた。私が幼い時、休日や平日の夜によくギターを弾いていたのを覚えている。

そんな父親の姿を間近で観ていたものだから、いつしか自分もやらないといけないのかなと謎の義務感の襲われる笑。別に父親から、「お前もギターを弾け」なんてことは言われたことないんだけど、なんか勝手に楽器をやらなきゃと思ってしまったのだ。

そんなこんなで「ギターを弾きたい!」と素直に言えばよかったのだが、なんでかギターを弾きたいというのが恥ずかった。そこで、そういえば家にはベースもあったよなぁと思い、

「ベースどっかにあったよね?」

と父に聞いてみた。そうしたら押し入れからベースを探して出してきてくれた。そして今に至る・・・笑

ギターが弾きたいというのが恥ずかしくて、なんやかんやでベーシストになってしまった。だからベースを始めた最初の頃は

「本当はギターが弾きたかったのになぁ」という気持ちが強かった(ギターだって手元にあったんだから勝手にギターの練習をすればよかったのにね笑)。

もちろん今でもベースを弾いていて楽しいし、ベースをやっていたからこそ参加できたバンドがいくつもあるので満足している。

選んでいるようでいて、選ばれている

なんでベースを始めようと思ったのか
自分が楽器を選んでいると同時に、楽器もまた君を選んでいる。

そんな感じのことを、ルディ・サーゾというベーシスト(オジー・オズボーンやホワイトスネイク等で活動)が言ってて素敵だなと思った。私がベースを始めたきっかけなんてほんと些細なことかもしれない。けど、楽器に選ばれたと思うとなんだか不思議な気分だ。

これって別に楽器に関わらず人生のあらゆる局面で起こることじゃないだろうか。

たまたま何かの手違いで自分のやりたかったことと別のことが始まったり。志望校に入れなかったり、うっかりミスして自分が受けたいものとは違うコースを受講したり・・・

そういう時に

本当はこれがやりたかったのに・・・こんなの全然やりたいことじゃない!

と、ついつい拗ねてしまうだろう。

けど、ちょっと考え方を変えてみる。

楽器の話と同様に、もしかしたらその出来事が自分を選んだのかもしれない。

私の人生も明確な意思を持って選択をし今まで生きてきたかといわれると、違う。手違いや思い違いでいろいろなことに流されてきた。こんなはずじゃなかったのに・・・と何度も思ったことがある。

とりあえず、そのまま流れに身を任せて辿り着いたところでちょっと頑張ってみた。頑張ってみて、それでもなんか違うぞって違和感を覚えたらそこで今度は自分の意思で舵を切る。思い返してみればそんな感じで生きてきた。

流れに身を任せて生きてきた今、ちょっと違うなって違和感がここ数年でどんどん大きくなってきたので、今舵を切ろうとしているところだ。

でも、どこにどのように舵を切ればいいのかわからない。はたから見れば舵を切っているんじゃんくて、ただ溺れているようにしか見えないかもしれないけれど笑。

それでもなんとか舵を切ろうともがいているところ。その痕跡がこの文章だったりする。